テレビはいつまで能年玲奈を甘やかすのか問題

月曜から夜ふかし」みたいなタイトルになってしまいましたが、年末にきてまたこの話題を書くことになるとは。


今週の「ナカイの窓」は能年玲奈スペシャルだったわけです。能年主演の映画「海月姫」公開の宣伝目的なわけですが、これがまあ「能年玲奈可愛がりスペシャル」だったわけですね。当たり前といやあ当たり前なのですけども。普段は5,6人のゲストを迎えて進む番組だが、この日はゲストが能年ひとり。


能年玲奈があまり得意ではない」ことは映画「ホットロード」の宣伝であちこちの番組に出ていたときにチラっと書いたわけですが、その状態は4か月経ったところで何かが劇的に変わるわけではない。それは自分の心持もそうだけども、テレビの、バラエティの取り上げ方も同じだ。


あまちゃん」が終わったのは昨年9月の話。もう1年も前の話なのか、とすら思う。見てないくせに。いや、見てないからこそ能年玲奈がいつまでも「あまちゃん」なままでバラエティで取り扱われることのむず痒さを感じているのかもしれない。2本の映画に主演したところで、テレビでの扱いはいまだに「あまちゃん」のままなのだ。だから思う。


いつまでテレビは、世間は能年玲奈を「あまちゃん」として甘やかすつもりなのか。


「自分が苦手である」という最大の事情を差し置いても、いつまでも能年を「天然かわいい娘」として扱うのはそろそろ終わりにしてほしいのである。キャラとかじゃなくて本人がそうなのだから仕方ない、と言われればそれまでだけど、個人的には「テレビでそういう扱いで取り上げるのはもうよくないか」である。


なんで今更、今改めてこんなことを思ったのか。それは今回の「ナカイの窓」のゲストMCが東野幸治だったことに自分が期待しすぎたせいだ。


ナカイの窓」にはゲストMC制度があり、毎回必ず中居以外の人物(主に芸人)がゲストMCとして進行を務める。それが今回東野だったわけだ。「人間の心を持たない」でお馴染み東野幸治能年玲奈に対峙する。これはもう「そろそろ能年玲奈を本格的にイジってくるんだな」と自分はワクワクしたわけですよ。しかしふたを開けてみれば、東野幸治、牙をむかず。オジサンは画面の前で中折れである。


東野がMCに選ばれた第一義はそりゃ「能年玲奈でも扱いこなせるMCの力量」なのだと思うけど、その裏テーマとして「能年玲奈をそろそろ東野目線で切り込みたい」という思惑があるんだと思っていた。しかしそれはただの自分の思い込みであり、結果なんてことはなかった。自分が期待していた東野による能年イジリは幻だった。


あと1週間で2015年である。能年玲奈のバラエティでの扱いは2013年から変わっていない。越年である。「今年の汚れ、今年のうちに」ではないが、「能年の扱い方、今年のうちに」と思っていたんだけど、どうやら果たされそうにない。オリックスの金子が結局オリックスで大金もらうことで契約の越年を避けたように、バラエティもなんとかして能年の扱い方を今年中に決着させてほしかったんだけどなあ。来年に期待しましょう。