再録「シニタクナルレポート(妄想編)」・Berryz工房無期限活動休止に寄せて

ハロプロのアイドル「Berryz工房」が解散とほぼ同義の「無期限活動休止」を発表しました。いつの間にかアイドルとして10年選手になっていたわけで、潮時か否か、というのを自分が判断することではないのでしょうが、とりあえずは「お疲れ様」という言葉になるのでしょう。


でまあ今の自分は大してベリちゃんたちのことを知らないので、まだまだハロプロ熱が熱かった2005年に書いた「シニタクナルレポート(妄想編)」という記事を再録してみたいと思います。今読むと完全に悪ふざけが過ぎる文章ですが、Berryz工房に思い入れがある人もない人も、気が向いたら読んでみてください。矢口のくだりとか完全にふざけてるんだけど、数年後現実がネタを軽く飛び越えるというこの倒錯感。では以下再録(及び加筆修正)。

シニタクナルレポート(妄想編)  2005.8.17


本日は8/16に札幌で行われたBerryz工房のラジオ公開録音についての狂ったレポートです。全く興味のない方もおられるでしょうが、随所にウソが(つうかウソばかり)書いてあるんで無理にとは言いませんけども、最後まで読んでやってはくれんかね。逆にちゃんとしたレポートを期待している人は読まないほうがいいかも。マジヲタとか勘弁。特に自分の後ろにいた「俺の茉麻(まあさ)*1」と公害レベルで叫んでいたやつとか。


さて、8/16だが。


ベリちゃんことBerryz工房(べりーずこうぼう)のラジオの公開録音があるっていうんで、予め応募しておいて当選したハガキを持参していざ会場のSTVホールへ。12時半開場なのだけども、12時からは公開録音の後に行われる握手会の参加券引き換え(最新シングルに封入されている)で見るからにヲタ臭い列が出来ている。自分はCDを購入していないのでそ知らぬフリである。傍から見れば完全に同類だけども。


時を同じくして仙台で大地震が発生したのだが、この地震STVホールが崩れれば札幌のヲタは殲滅したのに、とか思わないでもない。実際外にいたから地震に気づかなかったけど。


そんなことはどうでもいいので、とっとと会場に突入。座席を確認。それほど前ではなかったが前列がいない場所だったので余裕の着席。右隣はひとりでくすぶったような大学生のような社会人のような男。後ほど踊り狂う。左隣は間違いなく社会人。荷物がセカンドバッグでした。


司会の吉川アナウンサー登場。こんなヲタヲタしいイベントを何とか盛り上げようとしていて非常に好印象。正直吉川アナ今までそれほどぱっとしなかった印象があったんだけど、今日でちょっと好感度上がった。


そんな吉川アナが登場するやいなやヲタから「よっしーーーー」の掛け声。おそらくはモーヲタならみんな知ってる吉田栄作のニックネームから来ている*2のだが、吉川アナご満悦。STVのアナウンサーのなかでも地味な部類だけど、今日はハッスルしてました。


諸注意のあと、いよいよイベント開始。何を思ったか吉川アナがいきなり全裸で登場した。ま、ロッカーだから許すか*3


吉川アナが後ほど事情聴取を受けることが確認されたあとサプライズ司会として元モー娘。矢口真里登場。第一声の「どーもー、小栗でーす」に会場ドン引き。事実矢口の登場は事前に告知されていなかったのだが、別の地方でのイベントに登場したらしいとの情報を得ていたのでそれほど驚かず。それより矢口が事ある毎に「ま、セックスしてますけどね」と付け加えるのは驚きというよりやっぱりドン引き。*4


そんなこんなでちょっとしたサプライズのあとに本日の主役Berryz工房登場。登場順に清水・嗣永・徳永・須藤・夏焼・石村・熊井・菅谷・ゴンザレス。確か記憶では8人だったように思ったが、いつのまにか重量級の外人(オリックスで5番を打ってそうな感じ)のゴンザレスが加入していたようだ。一人目立つ。*5


とりあえず新曲「シンデレラたちへの伝言」*6を披露。途中菅谷がステージから姿を消す。マイクトラブルだと思ったのだが、よく見たら舞台袖で熱狂しているキモヲタに吹き矢で応戦していた模様。二人ほど死ぬ。


一方客席にいた自分はというと、後ろで「まーさ(須藤の名前)」と叫び狂う男の喉元をナイフで一刺し。ちょっと血が噴出しちゃったけど、みんな熱狂しているから気づかない気づかない。


歌い終わったらお次は万歩計を体の一部につけて30秒でどれだけ回数を稼げるかというぬるい企画。選択肢は「腕」「脚」「腰」だったのだが、人数の関係で参加することになった矢口が腰に万歩計をつけて振るという企画は正直シャレになっていない。ここだけはマジで。字面で書けばこれほどいやらしいことはないんだけど、実際に矢口が見せたのは「はねるのトびら」で見せた馬場さんのウンコマダンスのような とっても悲しくなる動きだった。いやー。


万歩計コーナーが終了するとゲストの後藤真希登場。とりあえず新曲「ごめんよ涙」*7を披露。この曲は大した振り付けがないので語りかけるように後藤は歌っていたのだが、なんだかその様は武田鉄矢みたいだった。ちょいと萎える。


歌い終わったらベリーズ工房のメンバーから矢口・後藤に質問コーナー。

須藤「どんなご飯が好きですか?」
後藤「女体盛り」


嗣永「夏休みの宿題はいつやりましたか?」
矢口「宿題は覚えてないけど、小栗とは昨日やりました」


熊井「ファッションについてアドバイスをください」
後藤「ユニクロで揃えるべき」*8


清水「全員にかわいいニックネームをつけてください」矢口と後藤の回答は以下の通り。


清水→あたりめ(清水の名前「さき」から「さきいか」を連想。そのまんま。後藤命名
嗣永→桃尻娘(名前が桃子なので。矢口命名
徳永→もやもや(徳永英明がかかった病気「もやもや病」より矢口命 名)
須藤→大洋(元大洋ホエールズ監督須 藤豊:背番号78から。さすが大洋ファンの後藤である)
夏焼→竹内(夏焼の名前雅「みやび」から、元大関雅山の本名竹内より命名。歴代横綱を暗記している後藤の命名
石村→マイアヒ(石村の名前「まいは」が今流行りのオゾンの曲「恋のマイアヒ」に似ているから。矢口命名
熊井→レオナルド(「コント・レオナルド」のレオナルド熊より。後藤命名
菅谷→がやさこ(「すがやりさこ」の略。宮迫みたいだ。矢口命名


質問コーナー終了後、後藤の曲。「よこはま・たそがれ*9「派手!!!」*10のメドレー。いきなりヒートアップした会場のノリについていけないのか、立ちすくむ中学生くらいの女の子ふたりを目にした自分は少し申し訳ない気持ちになった。どうでもいいがこの公開録音のサブタイトルは「一緒に遊ぼう!夏休み!」なのであるが、一緒に遊んでいいような年齢の人間はこの会場のどこに存在したのか 非常に疑問である。



後藤曲終了後、今度はイベント前に回収した観客からのアンケートにベリーズ工房のメンバーが答えるという企画。


質問「北海道に来てこれは必ず食べたいというものはなんですか?」
嗣永「男」


質問「この夏失敗したことは何ですか?」
夏焼「シャッフルユニット」*11


質問「移動中に何をしていますか?」
清水「株相場変動のチャート観察」


最後にベリーズ工房が「南中ソーラン」*12「ガラスのジェネレーション」*13をメドレーで披露。ゴンザレス大活躍。


恙無くイベント終了。矢口が「もう二度と来ねえよ!」と竹山ばりの罵詈雑言を笑顔で。実際ネタなのか本心なのかわからん。*14

おしまい。


書いててどこまで本当なのか自分でも分からなくなってきた。きっとゴンザレスあたりまで本当だと思う。

*1:2014追記:berryz工房のメンバーのひとり、須藤茉麻のこと

*2:2014追記:もちろん吉澤ひとみのこと

*3:2014追記:ここらへん吉田栄作かぶせ。もちろん全裸ではない。自分の文章ではないが何を思ったんだろう当時。

*4:2014追記:当時矢口は小栗旬とのフライデー事件を経て脱退して数か月、という状態。そんなこともあったな、という儚い記憶

*5:2014追記:ここらへん「うたばん」の影響が色濃く出てますねえ。自分で読み返してちょっと恥ずかしい

*6:2014追記:「21時までのシンデレラ」というberryz工房の曲。元ネタは高井麻巳子

*7:2014追記:「スッピンと涙。」元ネタは田原俊彦

*8:2014追記:当時の「ユニクロ」は安くてダサい、つうイメージがありました

*9:2014追記:「横浜蜃気楼」元ネタは五木ひろし

*10:2014追記:「原色GAL 派手に行くべ!」だが、元ネタは中山美穂

*11:2014追記:2005年のシャッフルユニットで、夏焼は「セクシーオトナジャン」という藤本美貴がメインのユニットに参加していた。このユニット自体は悪くなかったが、この年のシャッフルユニットは不発、つうか世間も飽きてきたらしく、この年を最後にシャッフルユニットは姿を消す。

*12:2014追記:「なんちゅう恋をやってるぅYOU KNOW?」(「やってるっちゅーの」と読む)。元ネタは「3年B組金八先生で有名になった稚内南中学校のソーラン節

*13:2014追記:「スッペシャル ジェネレ〜ション」元ネタは佐野元春

*14:2014追記:これは完全にネタなのだが、たぶん本心では思っていたと思う。