人類をふたつに分けると

ネットカフェから書いてます。


職場の飲み会がありまして、自分の車で来ていたもんだから酒が抜けるまで帰れません。そこでネットカフェでアルコールが分解されるのをひたすら待っているわけです。まあたいした量を飲んでいないので明日の朝にはすっきりアルコールも抜けているでしょう。それはともかく、その飲み会終わりに上司に「風俗行くぞ」と誘われたわけですね。いや断ったんですけど。


おっぱいは触りたいんです。けど風俗に金なんか使いたくないんです。そもそも安月給でこきつかわれている身分なので、そんな金ありません。上司が景気よく「俺がおごってやるよ」なんて言った日にはホイホイついていく可能性大ですが、自分の身銭を切って風俗に行きたくはない。これは自分の信念なので仕方ない。そりゃ上司に「ノリ悪い」と言われる。


自分ももう30代ですし、一度もそういう店に行ったことがないかといえばそれはNOですけども、行って思うことは「まあ、おっぱいはいいけど、そんな金出してまで触るもんでもないな」ということです。金払わなくてもモテてるので充分、というわけでもないです。むしろこの歳まで独り身ですからモテているわけもないのです。彼女もいません。たぶん孤独死します。それでも人肌というおっぱい恋しさに金を払うのがイヤだ。こんなことを書いていると、北方謙三には真っ先に「ソープに行け!」と詰られると思うんです。でも自分はもう北方イズムは懲り懲りなんです。


この世の人間を二種類に分けるとすれば、「EXILEか否か」ということだと思うんです。自分はもちろん後者です。北方イズムもEXILEです。


誤解してほしくないのは、これはEXILE批判でもなんでもないということ。EXILEはカッコよくて構わないのですが、自分はもうEXILE的思考から完全に取り残された人間なので、その価値観で自分に立ち向かわないでほしいというだけの話なのです。そして世間は完全に「EXILE的価値観」で出来ています。間違いないです。だから自分が取り残されるのは自明なのです。


もうちょっと詳しく話せば、世間の消費やトレンドを形成しているのが「EXILE的価値観を持った人たち」です。つまり世間を動かしている人たちは殆どがEXILEです。別にEXILEに興味がなくてもEXILEである人たちはたくさんいます。自分を風俗に誘った上司はもちろんEXILEです。自分の友人も半分はEXILEです。彼らはみな社会で全うな暮らしをしています。別にサングラスかけてないし踊りもしませんが、どちらかといえばEXILEファミリーです。別に成功者に限らず、ニートだろうが無職だろうが、EXILE的な人はたくさんいます。要は思考の問題ですから。


話が抽象的すぎてわからないでしょうか。これで通じる人が自分と同じ側の「非EXILE」です。通じない人はEXILEだと思ってください。そして何度も言いますが、世の中的にはEXILEで正解です。