みなさん、いわゆる「３連休」をいかがお過ごしですか？まあ賢明な方はこんなサイトの文章を読んでいるとは思えないのですけども。けど何かの間違いでこの文章を読んでいるアナタ、それは自分と同じ部類の人間ですよ多分。何でそんなこと分かるかって？それは自分がエスパーだからですよ。
世間はいわゆる３連休。しかし自分は日曜だけ休みであり、他の日は仕事。どこかに出かけようもんなら、世間は浮かれている方々でいっぱい。しかも暑い。外出なんかする気しない。疲れるだけ。そんな自分が選んだたった一日の休日の過ごし方。それは録りためておいたドラマ「みんな！エスパーだよ！」を１話から最終話（12話）まで一気に見るというものだった。
原作は「デトロイトメタルシティ」で有名な若杉公徳の同名漫画。とかく放送中は「夏帆のパンチラ」「真野ちゃん（真野恵里菜）のパンチラ」とエロ先行の話題であふれていた。実際全部見てそれは間違いではなかったわけで、そちらも十分に堪能したわけだが、まあ、バカドラマとしてもなかなか面白かったです。
前半は色々なエスパーが登場し、主にエロを中心にドラマが展開される。本当にバカバカしくて、何も考えずに面白い。毎回毎回パンチラが出てくるあたりも男子中高生のハートと股間を掴んで離さなかったであろうことは容易に想像がつく。なかでもエロい想像をしたときだけ念動力が使えるテルを演じたマキタスポーツの印象は強烈。あんまり芸人としてのマキタスポーツは興味なかったんだけども、ゲスい役者としてのマキタスポーツは絶賛しかできない。あんなに腰振りが似合うオッサン、なかなかいないよ。あと今までもこれからも堂々と「TENGA」があれだけメインで登場するドラマというか地上波はない。
夏帆はヤンキーなんだけどやっぱり可愛くて、真野ちゃんは腹黒いんだけど見た目が可愛くて、まあもう目の保養ですよね。夏帆は少し紙ちゃんとは遠ざかってしまった感があるが、それはそれで好きだからいいです。あとは柄本時生演じるヤスが劇中で話すＡＶの話が妙にリアルでちょっと笑ってしまうよね。あと神楽坂恵は旦那（園子温）の作品だからって乳揉まれすぎやしないか。
そんなテンションで挑んだ後半。話が敵エスパーとの対立だったり恋愛要素がほんのり絡んだり、最終的におふざけでしかなかった栗原類とか茂木健一郎まで絡んできて、最後は「うーむ、これはなんだろう」となってしまった。いや決してつまらんというわけではなく、最初からそういう雰囲気を出しているドラマならばあの最後でも良かったんだろうけど、前半のエロバカハイテンションが維持できなかったもんかとどうしても思ってしまうわけで。そういう意味では惜しい。
最初から最後まで、休日を潰して見続けた自分は、なんだかエスパーになれた気分です。独身の三十路が休日にエロバカドラマを最初から最後まで見続けるというのは、完全に涙が止まらない感じではありますが、今のエスパーになった自分は胸を張ってこう言える。
これが自分の幸せだよね。
さ、半沢直樹見なくては。
