冒険の書

全く需要はないと思うのですが、本日「ももクロ大冒険2〜北の大地と古のベアダー〜」に行ってきたので、レポートを書いておこうと思います。面白くないですし、有益な情報もないですし、画像も殆どありませんし(無精なので撮影とかしない)、本当の好事家だけが読めばいいと思います。完全に自分の備忘録っす。


ももクロ大冒険」とは何かと申しますと、要するにももクロちゃんの展示イベントであります。ももクロちゃんの衣装とかライブや番組で使われた小道具などをRPGになぞらえた形で展示をしており、「旅の仲間」として各メンバーの音声ガイドが楽しめるわけです。5名いますので、全部聴くには5回、さらにはシークレットもあるので6回同じ場所をぐるぐるしなきゃいけない過酷なイベントなわけです。もちろん強制ではありませんし、ガイドをつけなくても展示を見ることは出来るのですが。


あらかじめ仕事の休日を合わせておき、モノノフの先達であり小学生からの友人であるF氏と共に、いざ決戦の地札幌PARCO7階へ。入場料毎回500円プラス音声ガイド6回綴りチケット2500円で、しめて5500円はけっこうな出費だZ……と思っていた矢先、入口の案内で「カードを作ると入場料半額ですぜゲッヘッヘ」と完全に足元を見られた勧誘をされる。別にカードなんて全く必要なかったのだが、目の前の250×6=1500円惜しさに個人情報を売り渡しカードを作ってしまった。完全に騙されている。ちなみに友人も作ったが、身分証明ができるものを持ち歩いていなかった(車に全部おいてきた)ので、後日証明書を添付して郵送してくれ、と言われていた。絶対にしないだろう。確実に自分の一人負け。ちなみにこれで浮いた1500円はあっさりと「光の剣」ことペンライト代に消えてしまったことを申し添えておこう。


やはり最初ということで、冒険の御伴は「えくぼせんし」こと「かなこぉ↑↑」と一緒に。表記が鬱陶しいとお思いかもしれないが、実際にこういう表記なんだから仕方ない。ちなみに音声ガイドはあまり大きな音ではなく(そりゃ複数いたらうるさくて仕方ないから当然)、音声を聴いている間はずっとガイドを耳に当てて電話しているような恰好になる。こんなことならイヤホンもってくりゃよかったと少し後悔。


あ、こっから殆どネタバレになるので、行く予定のある方が読んでいれば注意。


さすがに月曜の朝から来ているような人間は仕事を休んでまで馳せ参じている我々のような酔狂か、はたまたalwaysヒマな学生くらいなもんで、ほぼ独占状態のような感じでゆっくり見ることが出来たのは本当によかった。まあ6回も回ることになるので、そんなにゆっくり見る必要もなかったといえばなかったのだが。


展示物の合間合間には展示にまつわる問題があり、各ガイドキャラに対して正解となるスタンプを押していくスタンプラリーがメインの内容。ちなみにこの展示を見に来ようと思うようなファンであればさほど考えることもなく正解できるようなものばかり。なので5周まわるのは正直面倒といえば面倒なのだが、その都度ガイドが楽しませてくれるので文句も言えず。


ちなみに出題内容はQ1「猛烈宇宙交響曲の実物大シルエットから、ガイド役のメンバーを当てる」Q2「ガイド役メンバーのZ伝説の衣装を当てる」Q3「ガイド役メンバーにまつわる展示内容を当てる」と、ここまでは誰でも楽勝。Q4は「ももクロ試練の7番勝負」におけるゲストのサブタイトル(VS○○)を当てる。Q5ではガイドが示唆したライブ会場を選択。そんなに難しくはないが、詳しくない人は予習していったほうがベタかも。


最初に登場するのはQ1に登場するモーレツの実物大シルエット。これが驚くくらいに小さい。あーりんやしおりんが大きく見えるけども、あれは単に比較対象が小さいだけで、全然大きくない。特にももかの小ささは愕然とする。こりゃ小さな巨人だわ、と素直に思う。次に登場するは「Z伝説」と「Chai Maxx」の衣装。Z伝説の衣装はさすがにかなりくたびれたご様子。特にブーツは完全にヨレヨレ。ちなみにZ伝説のPVで装着していたヘルメットも展示の各所においてあります。


お次は各メンバーにまつわる展示物。全員の「マスクドクローバー」のマスクが展示してあったのだが、これがかなり小さい!本当にこんな小さな布に顔が収まるのかと半信半疑になるくらい小さい。さすがアイドルだなあと感心した。ちなみにこの場所の展示(「PUSH道場」という場所)は、光の剣を穴に刺すと内蔵された電気が点く仕組み。電気が点く前は鏡張りになっていて、マジックミラー号を想像した大人モノノフは自分だけではあるまい。あと、ここに置かれているタンスにはガイドの隠し音声のコマンドが書いてあるので要注意。吹いたのはももかのガイドです。


その奥にはテレ朝chで放送している「ももクロchan」で使用された小道具を中心に色々なものが。戦慄が走ったのは有安画伯の「エアーボンボン」の説明の絵。「これが噂の……」と、ルーヴル美術館モナリザを見るような気持ちになった。モナリザ見たことないけど。あと何気に飾ってあった絵日記での自転車の絵が破滅的だったことも有安推しとしては書き残しておきたい。


さらに進むとベアダー起動装置。5人の勇者(お客さん)が揃ってサイリウムを穴に入れないとベアダーが起動しないのです。「月曜の朝から5人も観覧してねえよ!」というこちらの苦情は一切受け付けておらず、「まあ、これは諦めよう」と思ったら2周めで運よく5人揃ってベアダーの起動に成功。さすがに炭酸ガスは噴出しなかったが、勢いよく風が巻き起こりました。ちょっと楽しかったです。


ここまでくれば展示も終盤。「Z女戦争」で使われたハナ肇よろしくな名物マネージャー川上(kwkm)氏の銅像がお出迎え。その隣にはメンバーがコメントを述べる泉ことVTRが延々と。これも全部見ると最後にkwkm氏が大声で「早く行け」と怒鳴ってくれます。音声ガイドを持っている人はkwkm氏が映っているときに出てくるガイド番号に注目。メンバーのkwkm氏に対するコメントが聴けるようになってます。その泉の後ろのタンスにも隠し音声があるので忘れずに。



ドアップのkwkm氏の銅像。これを携帯の待ち受けにしようかと思う。


最後はグッズ販売スペースが。見ているだけで楽しいのだが、ここで油断していると頭上には緑と紫のツナギで推され隊がいることに気づかないのでこれまた注意。ここにも隠し音声がありますよー。


てな具合で一周。展示見学を終えてガイドを返すときに、店のおねえさんが最後に掛け声を強制してくる(笑)ので、小心者は気を付けたほうがいいです。我々は2人だったから恥ずかしさも半減。こんなペースで回ること5回。さすがに3周めくらいから疲れてはくるんだけど、ガイド音声がやっぱり楽しいので頑張れる。


んで、5人ぶん全部回ると最後にはシークレットモードが。貸し出される音声ガイドには毎回メンバーの色(たとえば有安さんの場合は緑)なんだが、シークレットで貸し出される色はなんと青。友人と「まさか!」と興奮気味でガイド音声を再生させましたが、残念ながら元「青」の方ではありません。一応シークレットなので伏せてはおきますが、自分と友人の推しが合体した「我々特」な感じだったことだけは申し添えておきましょう。


ちなみにシークレットは問題も全く別。正直Q1が一番難しいです。だって忘れてる。Q2以降はこの展示を6回見るような情熱に溢れた方であれば楽勝です。そしてスタンプをすべて押して完成してできる文言は、「そういうことか……」とあなたを途方にくれさせるでしょう。ヒントを言えば「この冒険で目指している場所はどこなのか」ということです。ちなみにこのスタンプが正解だろうが不正解だろうが、一切関係なかったりする。裏を返すと間違っていたところで正解が分からないのは困りもの。


んで6回完走すると、勇者のしるしとして缶バッジがもらえます。正直大したもんでもないので、財力がない学生さんは無理しなくてもいい代物だと思います。もちろん情熱があればやるべきでしょうけど。ちなみに店のお姉さんに「これって6回回る人ってどれくらいいるんですか?」と質問してみたところ「うーん、そんなにいないです」と言ってました。最初から回数券買ってやる気バリバリの人以外は3回くらいで挫折するらしい。まあ期日を改めて来るという手もあるんでしょうが、社会人にそんな余裕はねえでやんす。


物販ではここぞとばかりに大冒険1と2のクリアファイル(計11種類)をコンプリートしてみました。あと推しである有安さんの缶バッジと緑色の豆絞りも買ってみました。総計4200円なり。買い過ぎ。まあ3000円超えたらポスターくれるっていうから、つい。ちなみに法被も欲しかったけども、さすがに着る機会がそうあるわけでもなし、それに高い…。


というわけで約2時間をかけて完全制覇してきました。充分すぎるくらい堪能しました。これで夕方あたりにれにちゃんがふらっと来場したらどうしよう……なんて心配も杞憂に終わり、今日はホクホクしながら眠れそうです。ありがとうございました。オチは全くありません。
※追記:なんとまあ翌日にれにちゃんが来札するとはなあ。まあ翌日ならば諦めもつくというものよ。


戦利品。右下のももか缶バッジにはさまれているのが完走の証。ちなみに1と2のファイルの大きな違いは、1が左開きで2が右開きです。