人定質問

アタック25」で11年ぶりのパーフェクト。鹿児島ラサールのクイズ研部長。25枚が白に染まった。


アタック25」におけるパーフェクトとはクイズの実力はもちろんのこと、運も見方につけなければ達成できない偉業である。いくぶん赤枠に座っていた女性教師のパネルの獲り方に助けられた部分はあると思いつつも、それでもラスト2枚を正解してきっちり片付けたのだから文句はない。


今回パーフェクトを決めた問題の答えは「人定質問」だった。裁判の初公判において被告に対し「○○さんで間違いないですね」と氏名や生年月日などを答えさせる質問のこと。フィニッシュの答えとしては「悪くない」レベルである。


クイズ好きならば「フィニッシュの答えは何で決めるか」というのを必ず考えるものである。印象的なものとして、第13回「アメリカ横断ウルトラクイズ」における準決勝通せんぼクイズにおいて、永田喜彰氏が決勝進出を決めた答え「冬虫夏草」はあまりにも有名。フィニッシュを飾るに相応しい答えというのが、クイズにはある。


「人定質問」というワードは、クイズの答えの難易度としてはそう高くはないけども、響きだけでいけば悪くない。何より「人定質問」という言葉は大声で発声しやすいというだけでも充分に相応しいと言えるのかもしれない。


何はともあれ、今世紀最初のパーフェクトを達成した鹿児島ラサールクイズ研部長には、心からの拍手を送りたい。