ナマのほうが

GWにこんなの書きました。


文章の内容には賛否両論、いや否定のほうが若干多かった気がしますが、中でも個人的に意外だったのは「優木まおみに対する擁護が案外多いこと」でした。これは世間が、いや少なくとも当サイトの読者からしてみれば「優木まおみはアリ」という意見が少なからず存在するという事実であります。自分の見識とはちょっと違っていました。


そんな読者の方々の意見を受け止めつつも、未だに自分の考えは変わっておりません。まあ以前に比べれば八田も優木もテレビで見る機会が減ったように思えるので、それほど目くじらを立てるようなこともなくなったというだけかもしれません。


しかしここで自分の考えが変わるかもしれないイベントが札幌で開かれることになりました。札幌競馬場に優木まおみが来るというのだ。


毎年札幌競馬場には客寄せのイベントとして大きいレースに合わせて女性タレントが登場する。かつては札幌記念にあわせて登場することが多かったが、近年では牝馬(メス馬)限定のレースであるクイーンSにかこつけて女性タレントが登場する。2004年の小倉優子を皮切りに、2005年の水野裕子、2006年の相武紗季、2007年の市川由衣、そして2008年の加藤ローサと、毎年札幌競馬場に来る女性タレントを見てはここに感想を書くというのも密かな恒例行事となっていたりします。


じぶんは今年もこのイベントを地味に楽しみにしていたわけです。札幌で芸能人を間近で見る数少ないイベントですから。ただ、今年はあろうことに優木まおみときたもんだ。これは見ておくべきなのか、それとも「見てしまっては危うく好きになってしまうかもしれない」という考えのもと見ないべきなのか逡巡しました。けれど結局「生で見ておくに越したことはないだろ」という考えのもと、あっさりと札幌競馬場に足を向けたのでありました。


さて札幌競馬場。この日は天気もよく絶好の競馬場観戦日和。なわけでお客さんもそこそこの賑わい。これだけ賑わっていればさぞかし優木まおみ目当ての客も多いんだろうなと思ったわけです。


しかし、あんまりいなかった。


毎年女性タレントが来る場合には、明らかに競馬目当てではないお客さんが散見され、時には異様な雰囲気を醸し出している人もいるわけですが、今年はそんな様子がない。どちらかといえば「なんか優木まおみがいるみたいだから見てみよう」という人たちが多い。観客が多い時では通路の立ち見が制限されるくらいに人で溢れかえるわけだけども、そんな様子もなく、余裕で見学することが出来た。


そんでまあ、生で見た優木まおみは確かに「美人」ではあった。街中ですれ違うと「お、美人」と思うレベルでは間違いなくある。しかし自分が過去札幌競馬場で見た女性タレントから比べると、そこまで「芸能人」というオーラが感じられないのもまた事実。小倉優子の時に感じた「こいつは人形か」という衝撃やら、相武紗季の時に感じた「放つオーラが違う感じ」などは、残念ながら感じるに至らなかった。「隣の美人のお姉さん」ってな感じ。


札幌競馬場のお客さんもそう感じたのか、はたまた最初から優木まおみに大した関心を持っていなかったのか、優木が喋っている途中で抜け出す人が自分の周りに散見された。今までのイベントではあまり見られなかった光景である。かくいう自分も馬券が気になったこともあり、途中で抜け出してしまった。


優木を生で見た感想は「街で見かけると美人だが、芸能人だとそうでもない」だった。ずばり有吉のあだ名「62点」そのものである。ただ誤解なきように言えばこれは世間一般の「62点」ではなく、芸能界を俯瞰したときに相対評価として与えられる点数が「62点」だということ。その程度には美しかったことは書き記しておきたい。よく言えば「そこらへんにいるような親しみやすい美人」であるが、悪く言えば「そんなもん」である。


この後用事があったので早々に札幌競馬場を後にしたのであるが、この日のメインレースが結構な荒れ方をしたので「馬券を買わないでよかった」と思ったとさ。それはともかく、優木まおみは生で見ても「こんなもん」であり、また札幌に住む競馬ファンにはそれほどの関心を持たれていないことが分かったのは収穫だったということにしておく。