阿修羅のごとく

「いいとも」のテレフォンショッキングにMJことみうらじゅん


てっきりbirdとの再婚の話をしてくれると思いきや(絶対にしないと思ってましたけど)、話題は今週末まで上野の国立博物館で開催されている「阿修羅展」の目玉(当たり前だけど)興福寺阿修羅像の話に。


というのもアルフィー高見沢俊彦から花が届いていたことに関し、阿修羅展のみで販売されている阿修羅ファンクラブ公式ソング「愛の偶像(ラブ・アイドル)」の歌詞を自分が担当し、曲を高見沢が担当した縁だという説明。そこからMJとタモリの阿修羅像トークへ。まあこんなものは「タモリ倶楽部」でいくらでもやりゃあいい話だとは思うのだけど、個人的に嫌いではないので別に構わない。


しかしまあ気になるのは「阿修羅像ファンクラブ」。そんなものをどこまで本気でやってるんだろう、とちょいと検索してみたら、公式サイトまでありこれがまたかなり本格的にやってらっしゃる。もちろん(と書いていいもんかはよく分からないが)「阿修羅展」が国立博物館で開催されているのは知っていたんし、MJが仏像に造詣が深いのは知っていたんだけど、「阿修羅ファンクラブ」なるものが存在ししかもMJが会長を務めているなんざことは知らなかった。


そしてタモリが触れることはしなかったのだけど、MJに届いた花の中にはSPEEDの新垣仁絵からのものがあった。しかもそこには「みうらじゅん会長」と書いてある。これっておそらくは件の「阿修羅ファンクラブ」のことなのだろう。となれば新垣は会員ということになる。


芸能人の会員であれば、会員をテレビ等でアピールすることで普及を目的とした広報の役割を担っている場合が多い。公式サイトを見てみても、会長のMJ、そして「ミスター阿修羅」こと高見沢俊彦のほかにも会長秘書としてはな(この人も仏像好き)、ファンクラブマネージャーとしてテレ朝堂真理子アナ、そして阿修羅ボーイとしてJUNON SUPER BOY CONTESTで阿修羅賞に選ばれた(らしい)後藤崇太という人。彼ら彼女らはいわゆる広報担当だ。しかしここに新垣仁絵の名前はない。ということは、おそらく仁絵師匠は「単なる阿修羅好き」なのである。


気になったのでこれまたちょいと調べてみると、仁絵師匠が阿修羅について語っている情報が出てきた。どうやら5月20日にSPEED4人で出演した「いいとも!」で、仁絵師匠が阿修羅ファンクラブ会員であることが話題にしている。まさか「いいとも!」で既に阿修羅ファンクラブのことが語られているとは思わなかった。さらには「音楽戦士」に出演したときも阿修羅ファンクラブの話題を披露していた模様。どうやら今の仁絵師匠のイチオシの話題は阿修羅ファンクラブのようなのだ。


今回SPEEDが新曲の宣伝のために各音楽番組に出演し、その際の話題のひとつとして「阿修羅ファンクラブ」を持ち出すのは理解出来る。やはりテレビに出演するからには話題のひとつくらい仕込んでおくのが芸能人の心構えというものだ。しかしSPEEDの宣伝とは一切関係がない「いいとも!」で阿修羅ファンクラブ会長であるMJの出演に際し、「SPEED」の名前も出さずに「新垣仁絵」の名前だけでMJに花を贈るという行為。どれだけ「阿修羅ファンクラブ」に傾倒してんだよ、と単純に思った。阿修羅像が美しいのは自分も理解するところだが、そこまで熱心に推す理由はよく分からない。


仁絵師匠といえば、かつてSPEED完全再結成の際には衣装に蝶ネクタイをつけるというこだわりを魅せてくれた。そのブームが終わったと思えば次は阿修羅ブーム。是非とも次のテレビ出演の際にはそのブームを継続させたままで阿修羅のごとく顔3面腕6本のいでたちで出てきてほしいもんである。