イッツショウタイム

嵐の櫻井翔関ジャニ∞横山裕主演。以前深夜に放送された同名ドラマの新装版という扱い。


ラーメンズ片桐仁とTEAM NACSの戸次重幸が演じた深夜版のほうは自分も全て見たし、ここに感想も書いた(初回最終回)。最初はそんなに面白くないかなと思っていたのだが、話が進んでいくにつて面白さが加速。最後の直接対決はかなり見応えがあった。


なもんで、今回このドラマを櫻井・横山でゴールデンで放送するという話を聞けば、深夜版を見ていた10人に9人のうちは「大丈夫か?」という不安が頭をよぎったはずだ。片桐・戸次のなかなかのハマり役をよりによってジャニーズの二人で大丈夫かいなと思わないほうがおかしい。


というわけで不安たっぷりで土9版の「ザ・クイズショウ」を見たわけだけども、思ったほどには悪くなかったというのが正直な感想。もちろんベストではないんだろうけども、かといって酷評するような出来でもない。おそらく深夜版のほうを見てない人ならば「結構面白かった」と言えるレベルではあると思う。深夜版と比較した場合は色々な点で指摘したい点が見えるが、あくまで単体のドラマとするなら、地味に面白かったんじゃなかろうか。


ただまあ深夜版を見ている人間からすれば「余計なキャスティング(プロデューサーのミキティやらADの松浦など)が多い」だとか「そもそも30分でやっていたものを間延びさせるために余計なものが多すぎる」だとか「最初から神山(櫻井)と本間(横山)の関係を匂わせていいのか」など、予め知っていることへの注文が入るのは仕方ないことではあろう。どうしても前の作品に思い入れがある人は比較してケチをつけてしまいがちだけども、冷静に判断すれば全然「見れる」作品になっているだろう。


脚本を担当しているのが深夜版同様及川拓郎なので、両者を見据えたうえで変なものは作らないだろうという安心感はある。基本コンセプト及び話の大枠は同じだろうが、深夜版には深夜版の良さ、土9版には土9版の良さがあるということでいいんじゃないだろうか。前作を見た人もそうでない人も、それなりに楽しめる作品だと思います。実のところ「やっぱり前作には敵わないという印象しかない。見なくていいかな。」という感想を用意していたのだが、少なくともその感想を覆させるくらいの出来ではあったんじゃないかと。とりあえず継続視聴。