書かなくてもいいことは書かない

コメント欄にこんなコメントを頂きました。

俳優さんの悪口を載せないでね。

コメント先を見ると昨日の記事のドラマ「BOSS」に対するものですから、おそらくは

天海祐希も決して器用な役者であるとは言えず、こんな役ばっかり。まあこういう役がハマっているから回ってくるんだろうけど、裏を返せば他に使い道がないのかなあと逆に心配になってしまう。相変わらず玉山鉄二は無愛想クールしかやらせてもらえないし、温水洋一のうっかり者とか今更見てどうするんだと思う。竹野内豊のボソボソ喋りも是正されず。ケンコバのゲイっぽい刑事はちょっと笑うけど、基本的にケンコバまんまってのもなあ。結局戸田恵梨香吉瀬美智子の美人さんに目が行ってしまうのが悲しい。

この文章のどこかに引っかかったんだと思います。


まあ、気持ちは分からんでもないのです。自分も好きな人のことがどういう形であれ(文章の意図として貶す意思がなかったとしても)貶されているのを見ると悲しい気分にはなりますから。けど一方で「この程度の記述が悪口として認知されるんじゃあ、何も書けやしない」という気持ちがあるのもまた真実であります。


読んでいる方には意外と思われるかもしれませんが、自分は極力悪口の類は書いてないつもりです。明確な意識をもって悪口を書いているのは加藤晴彦くらいなもんです。まあ加藤の悪口にしたって半分はお約束みたいな気持ちで書いているんですけども。


ま、そうは言っても自分の文章を読んで「悪口を書いている」と思う人がいることは否定しません。いつだったか掲示板に「こんな駄文は名誉毀損だから訴えてやる」とかいう鼻水が出るような書き込みをしたバカもいましたが(これは明確な悪口です)、書いている本人としては「いつ自分が悪口を書いたんだろう?」という気持ちで一杯なのです。なぜなら、悪口を書いている意識は一切ないから。


上記の文章にしても、自分には事実の羅列と確認でしかありません。天海祐希玉山鉄二が同じような役ばかりやってるのは間違いないし、温水洋一のうっかり者なんて今更見たくもないし、竹野内豊がボソボソ喋るのは聞いたままだし、ケンコバがそのまんまだというのは、もう本当にそのまんまなのです。自分がこの事実を元にして「使えないババア」だとか「画面から消えろ薄らハゲ」とか書けばそれは悪口ですが、自分にそんなことを書く意図は全くないのです。自分の基準からすればとても悪口として足りません。せいぜい「批判的な意見」くらいでしかないでしょう。


それでも気分を害される人がいるとするなら、これはもう「自分の文章はあなたを満足させるためだけに書いてない」としか言いようがないのです。かなり前の文章になりますが自分はこんなものを過去に書いているので、興味のある人はどうぞ。自分で言うことでもないでしょうが、自分より散々酷い悪口書いている大手サイトなんていくらでもあるでしょう。それから比べりゃ自分はサイトの規模も批判も可愛らしいもんです。ええ。


根本的なことを最後に書いておきますと、「批判」と「悪口」は全く別のものです。自分は有吉のあだ名芸はギリギリ「批評」だと思ってますし、自分は基本的に「批評」しか書いてないつもりです。「堂々と「悪口」を書ける人に限って「批評」と「悪口」の区別がついてないんだろうな」という本心はこれ、「批評」と「悪口」のどっちでしょう?よければ考えてみてください。


とはいえ、気分を害されたのであれば申し訳ない。以後それなりに気をつけます。


あとついでに別のコメントに答えておきますと、「ハンチョウ」の記事のタイトルが「大槻」なのは「賭博破戒録カイジ」において、カイジをチンチロリン博打に誘う班長の名前が「大槻」だからです。分かる人だけが分かればいいというネタです。