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「ネプリーグ」に辻希美


結婚出産を経て、ゴールデンのテレビ番組に出演したのはおそらく今回が初。芸能活動休止前よりもスリムになったものの、頭の上に大きなリボンをつけて相変わらずのバカっぷり。しかしそれは同時に「変わらない」という安定感も持っている。同じく出演していた堀北真希のほうが1つ年下で、芸歴も辻のほうが全然長いにも関わらず、どう考えても辻のほうが幼く見えるのはある意味奇跡的だと思う。あれが母親か、という不安も同時にあることはあるが。


辻が復帰後も変わらずに圧倒的な「陽」のオーラを放っているのに対し、数年前まで辻と双璧をなしていた加護は事務所解雇を経て復帰したときには、圧倒的に「陰」のオーラを放っていた。もちろんそうならざるを得ない筋道を辿ってきてはいるわけだが、それにしてもずっと同じ道を辿ってきたと思えたこの二人にこのような差がつくとは、数年前には全く思わなかったわけで。


もはや「辻加護」というモーヲタ的な視点でノスタルジーに浸ることはないものの、あまりにはっきりと分かれた二人の芸能人生に悲哀を感じずにはいられなかった。加護に合掌。死んでないけど。