飯島愛のお別れ会
芸能人は忙しい。だから飯島がひっそりと亡くなっていることに気付いてあげられなかったことに対して後ろめたさを感じる人もいるだろう。だがしかしその後ろめたさが必要以上に死後飯島を持ち上げる結果になるんだとしたら、それは気持ち悪いことだと飯島本人が一番思っていそうなのが皮肉だ。「そんなに思ってくれてるなら早く見つけてくれりゃよかったのにね」とか言ってそう。
中山秀征の「日本のモンロー」発言は彼の言葉のセンスのなさを凝縮したフレーズであり、タモリの弔辞とは正反対に位置している。でもそれがかえって中山秀征らしさを強調する形になって、「中山秀征の弔辞」としては結果的に大正解。本人の意図と1周回ってではあるだろうが。
飯島愛の生前の記録として著作やらなにやらがお別れ会の会場に並べられていたけども、AVが見当たらなかった。自分が見逃しただけならいいんだけど、なんかこう、並べてないことのほうが事実を隠蔽し強調するようでかえって死者への冒涜のような気もするんだけど。全てひっくるめて「結局こういう会は生きてる人間の心を都合よく満たすためだけのものでしかないのか」とやっぱり飯島愛が言いそうなことが自分の頭の中に浮かんだ。合掌。