アメトーーク

第2回アメトーーク大賞。今年1年の総決算。


流行語大賞には博多大吉の「焼却炉の魔術師」、反省大賞にはサンドウィッチマン富澤の二重音声。そしてアメトーーク大賞グランプリはワッキーがすべり倒していたときに客席から出た「ワッキーがんばれ」の声を発したお客さん(の誰か)。見事です。


番組全編を通じて笑わせてもらったわけですが、中でも有吉のあだな芸には腹筋割れるほど笑わせてもらった。「カラッポの連中が多すぎる」というトークの流れからの、バッファロー吾郎木村に対する「カラッポ1号」、サンドウィッチマンの二人は「田舎のポン引き」(伊達)「哀しきモンスター」(富澤)、博多華丸大吉には「病み上がり」(大吉)、「無駄にオシャレ」(華丸)。関根に対しては若干の遠慮がありつつも「説明ジジイ」。


そして何より心に刺さったのがベッキー「元気の押し売り」。これ「おしゃべりクソ野郎」に匹敵する出来だと思うんです。自分は前々からベッキーが苦手だと言ってますが、その苦手な部分の一面を一言で端的に表してますから。一番苦手なのは「ハプニング性に乏しい完璧さ」ですが。


「おしゃべりクソ野郎」のように、奇跡のような一言が偶然生まれてしまう場合ってのはある。しかし有吉のこのあだな芸はあまりにも高い打率でホームラン級の当たりを出すので困る。曲りなりにもテレビについてああだこうだ書いている身としては忸怩たる思いすらある。「日経エンタ」のインタビューで「仕事の無い時は1日20時間くらいテレビ見てた」と語っていたが、自分もそのくらい見るべきなんだろうか。無理だ。



あとこれは本文と全然関係ないんだけど、ミスチル桜井に関しての反応が全くない。もっとやいのやいの言われると思ったのだが。そもそも読まれている数が少ないからそんな心配いらなかっただけだとは思うが、もしかしたらテレビの前の全員がそう思っているんじゃないかと思えてきた。