20人

お台場お笑い道
元々はCSフジテレビ721で放送されている番組。地上波で放送するのはこれが2回目のようだが、なぜか北海道でも2回とも運良く放送された。アンタッチャブルアンガールズカンニング竹山バナナマンらが出演。


コーナーのひとつに「竹山プロレス」というものがあり、竹山が対戦者のアイドル(らしき人)に際どいインタビューをして、答えるまでプロレス技をかけつづける。キャッチフレーズは「答えるまで、終わらない」。今回登場したのは「あいのり」に出演していた(らしい)プロ雀士の和泉由希子。そもそもアイドルというわけでもないのが既にアレなのだが、この人の初キスや初体験の年齢、果てには経験人数を聞いたところで特に興奮するでもなく。


間違ってはいけないのが、「本当のことを喋るまで終わらない」ではなく「答えるまで終わらない」。和泉が適当なことを言っても審判(アンタッチャブル山崎)がOKを出さなければ「答えた」とみなされず、山崎が(観客が)満足する答えが出たところで試合終了。だからどの答えも「本当のことを言った」ではなく、「妙にリアルな興奮する数値を言った」に過ぎず、これを本当のことだと思って見ている人がいて少なからず興奮していると思うと、なんか逆に居たたまれない。


別のコーナーで竹山と日村がドッキリに早い段階で気付きながらもずっと気付かない振りをし続けていたが、全く気付かずに騙され続けるのと、気付いていながらも騙され続けるのでは全然話が違う。だから和泉の答えに関しても、あれを本当のことだと思って楽しんでいるのと、ウソとは分かっていてもそのリアルさを楽しむのでは同じように見えて全然レベルが違うのだ。自分の座右の銘でもあるが「騙されてるんじゃない、騙されたいんだ」とはこういうことである。