鬼軍曹ミキティ
「ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅」第6弾を見る。
前回第5弾の放送が「北海道が舞台」「アルピー平子が出ている」という条件が揃い、何となく見たらこれが想像以上に面白く、完全に「次あったら見よう」モードに。しかも今回は「ちゃんれに」(自分が勝手に呼んでいる)こと、ももいろクローバーZ高城れにが出演することもあり、マストで見なければいけない番組に。そしてこちらの上がった期待値を裏切らない面白さ。敬服。
番組の概要としては、バスチームと電車チームがそれぞれ路線を乗り継いでチェックポイントを巡り、そこで与えられたミッションをこなし、最終目的地に先にたどり着いたほうが勝ち。スマホでの路線検索は禁止されており聞き込みはOK。そして各チームとも1万円ぶんまでタクシーの使用が許可されており、このタクシーの使いどころがチームの勝敗を分けるカギとなる。とまあ細かいルールはあるのだが、基本的にはどっちが先に着くか、という単純明快な話。
バスチームを率いるのは「ローカル路線バスの旅」で盟友蛭子能収と様々な場所を巡った、バス旅のレジェンド太川陽介。この番組内でも如何なくそのリーダーっぷりを発揮し、「さすが太川陽介」と思わせてくれる。それに対して電車チームを率いるのが村井美樹。電車好きで知られる村井であるが、番組を見る前は正直「太川陽介のレジェンドっぷりに対して、村井は相手として弱いのではないか?」と思う部分はあった。ところがどっこい、この番組を見てどんどん好きになるのは村井さんである。番組中ではその厳しさから「鬼軍曹」と呼ばれる村井さん。今まで正直殆ど興味がなかった村井さんの良さがガンガンあふれてくる。
以下は「対決旅」の面白さとともに、「村井美樹推しポイント」も説明してみたい。
① 結局は体力勝負だ
「バスと電車を乗り継いで目的地に到着する」対決なので、基本的には「いかに上手いこと乗り継いで時間を短縮するか」が見どころのひとつになるのだと思うが、ローカル路線は本数が多いわけでもなく、またルートもある程度限られる(特に電車)ため、「いかに時間に間に合うか」が重要になってくる。また、チェックポイントによっては電車もバスもそうそう通ってないところもあり、そこは歩くしかない。なのでこの番組の大半は「乗り物に乗っている」より「ひたすら歩いている」のである。「乗り継ぎ」の知略を凝らした対決かと思いきや、ほぼほぼ体力勝負。ここらへんの泥臭さが素晴らしい。
場合によっては「〇キロ歩く」とか「〇分で〇キロを行かなければいけない」とか、体力と脚力にものを言わせる箇所が多い。今回は鉄道チームのパンクブーブー黒瀬が足を負傷し、電車の時間にギリギリ間に合わないというシーンがあった。その電車に乗れなかった時の村井軍曹の哀しそうな顔ときたらない。そう、いつだって村井軍曹は本気なのだ。その謎の本気さに惚れる。
②両チームとも本気だ
正確に言えば両チームのリーダーが本気だ、である。太川陽介も村井軍曹も、完全に本気。前回北海道編で太川チームが勝利し3連勝で対決成績を3勝2敗にした。そのエンディングで村井軍曹が涙したシーンは今回も挿入されている。こういう番組は「対決というていを成しながらも、全体的にはユルい旅番組」であることが多いが、この番組だけは本当にもう対決が主眼。旅番組でありがちなユルい観光や食事シーンは殆ど無く(一切ないわけではない)、常に気持ちが勝負に向いている。
だからこそ前回勝負に負けた村井軍曹は涙を流し、太川は本気で喜ぶ。最初はお気楽旅番組のつもりで来ていたゲストも、両リーダーに感化されるように本気になっていく。今回ちゃんれにが村井軍曹と意気投合していたが、これは「何にでも全力で取り組む姿勢」に惹かれあうところがあったのではないかと勝手に思っている(番組中では村井軍曹の趣味こけしに感化されたちゃんれにがサンタクロースの人形を持ってくるという謎の共感になっていたけども)。
よくよく考えればバカっぽい対決なのだが、このバカっぽいことを本気でやることにエンタテインメントの神髄を感じる。大袈裟。
③リーダー同士が互いに認め合っている
常に両リーダーは「気を抜いていると負ける」と思っている。バス旅のレジェンドである太川の実力を村井軍曹が認めているのはもちろんだが、そのレジェンド太川をもってしても油断ならないのが村井軍曹ということになる。
今回電車チームが電車の単純な乗り継ぎではなく、タクシーを使ったショートカットを画策した場面があった。結果その乗り継ぎは失敗するのだが、その策(太川は番組中では敬意をもって「奇策」と表現する)に気づいた太川は、こう語る。
太川「想像以上にくるもんな、こっちの。それきたか、といつも思わせるもんね。」
太川「出来る女だね」
相手の策に気づいた自分を褒めることはせず、その策を思いつき実行してくる村井軍曹を賞賛、なおかつ「出来る女」だと褒め称えるシーンは今回のベストシーンだった。相手をリスペクトしてこその勝負。これは人気が出る。基本バカバカしい勝負なのに。
そしてこの「出来る女だね」に対して、テレビを見ていた自分は「そうだよな!さすが太川陽介分かってる!最高だよ!」とひとり悶絶した。村井軍曹は出来る女なのである。しかし番組を見ている限りあんまりそういう風に見えない。その報われない感がさらに好きになる。
この番組のフォーマットも素晴らしいけども、何より素晴らしいのは太川陽介というレジェンドの相手に遜色ない村井美樹を電車チームのリーダーに据えたことだろう。このファインプレーが第6弾まで番組を続けさせている。間違いなく第7弾はあるだろう。次回放送予告が発表されれば、それまで楽しく生きていける。ネットではないテレビがここにあるよ。
龍チャレンジ
大泉洋、紅白の白組司会に決まる。
おそらく自分と同世代かそれより上の北海道民は「まさか洋ちゃんが紅白の司会までやるようになるとは…」と嬉しさ半分驚き半分だろう。深夜番組で乳首だけ切り抜かれた全身タイツで出演していた片田舎のお調子者の大学生が、いまや北海道のローカルスターを飛び越え、日本でも名の知れた俳優に。それどころか天下のNHK、しかも紅白の司会を任されるのだから、人生とは本当に分からないものである。
人生分からない、といえば伊藤健太郎。今年大活躍した若手俳優の一人だったのに、ひき逃げで逮捕。あっという間に色々なものがダメになった。個人的には「なんでLIFE!はこんなに中川大志と伊藤健太郎を推すんだろうか」と思っていたが、こんなことになるとは思っていなかった。LIFEのtwitterからはことごとく伊藤健太郎の形跡が消えているが、仕方ないと思えど「なんだろうなあ」とは思う。消せばいいってもんじゃあないんだけど、馬鹿が突撃するから仕方ないよな。
「ワイドナショー」でEXIT兼近が言及していたが、逮捕報道のあとにバッシングが始まるさまは確かに醜い。「ひき逃げする奴はそもそもがクソ」と言いたくてたまらないかのようである。しかし現実に事故を起こしてしまったら「誰しも逃げる可能性がある」わけで、そこに想像力が至らない人間のほうがクソなのだ。そうやって他人を下に置いておくことで自分が安心したい、というメンタリティのほうがクソだと言っておく。もちろん伊藤健太郎が逃げて捕まった事実は変わらないし、それは擁護できないが、かといって伊藤健太郎の「そもそも」を必要以上に叩くのは荒んでいるなあと思う。
EXILEのATSUSHIがソロ活動に移行するらしい。「ふるさと」1曲でやっていくのかと思ってたんだけど違うのか。
先週の「カンブリア宮殿」は「カンロ」。ここに書いたことあったかどうか忘れてしまったのだけど、最後の編集後記で村上龍が一言添えて署名するというシーンがあるのだけど、そこに書かれる言葉を当てる、いわゆる(というか自分しか言ってないと思うが)「龍チャレンジ」を毎週やっている。今回は「ゆったりとした時間」だった。
↓これ(HPより拝借)
自分は今回「ゆっくりとした時間」だと思ったので、けっこう惜しかった。だから何と言われても困る。自分の人生の99%は「だから何」で構成されているのだから。
誰か「村上龍編集後記メーカー」作ってくれないか。
あ、あと完全におふざけなので怒られたら跡形もなく消します。
好きじゃないけど
「まっちゃんねる」が面白かったです。
土曜の2時間枠で松本人志が自分の実験的企画を用意。大喜利が苦手な芸人を摘発して追い込む「大喜利警察」、漫才×ファッションで争う「コーデ寄席」、そして自身がAmazonPrimeで企画しシーズン8まで配信されている人気コンテンツ「ドキュメンタル」の女性タレント版「女子メンタル」。前2つも面白かったが、やはりコンテンツとして確立されている「女子メンタル」が頭8つくらい抜けて面白かった。
参加者は朝日奈央、ファーストサマーウイカ、ゆきぽよ、峯岸みなみ、松野明美、浜口京子、金田朋子(公式HP掲載順というかコピペ)の8人。1人勝ち残ることはなかったけども、審議の結果峯岸みなみが優勝。坊主謝罪、剛力ダンス、ガチャピンと自身の持ちうる武器を全て活用したアグレッシブな攻撃姿勢、そして終了時間間際の朝日の面白マスクによる怒涛の攻撃に耐えきったのが勝因だろう。
これを見てバカほど笑ったわけですが、同時に「ああ、峯岸みなみは好きじゃないけど面白いなあ」と思いました。あんまり出てくる感覚じゃないと思います。
「好きな芸人」「嫌いな芸人」みたいなランキングがあって、その芸人を挙げる理由として「好き」のほうは「面白い」が前提になっている。一方で嫌いのほうは「(個人的に)面白くない」が前提になっています。あんまり「面白くないけど好き」あるいは「面白いけど嫌い」って言われ方はしません。自然と「面白い」と「好き」が相関関係になっているような気がします。そりゃあ「面白くないのに好き」ってのはあまり意味が分からないですから。
しかし一方で「嫌いだけど面白い」っていう評価はもっとあっていいんじゃないかと思うんですよね。例えば炎上芸人としてお馴染みのとろサーモン久保田は好感度低めで割と「嫌いな芸人」にランクインしますが、だからといって面白くないっていう評価はちょっと違う気がします。好き嫌いはあれどM-1王者ですからね。にも関わらず「人間的には好きじゃないけど面白い」って、芸人同士では言ってるのかもしれませんが、世間の声で耳にすることはあんまりない。嫌いだと思っている人で笑うのはなんか違うという感覚があるのかもしれません。
で、話を戻すのですが、自分は峯岸みなみという人間は全然好きじゃないんですよね。坊主謝罪のときの印象が強く、自分勝手な人間だなあというイメージが強いからです。かなり前の話になるので今は全然違うのかもしれませんが、そのイメージを更新するような話題もないし、そもそも興味もないのですからそれは仕方ない。
だから坊主謝罪をネタにして笑いを取りにいくことなど「反省してねえなあ」とか思えて笑えないような気もするのですが、普通に面白いですよね。自分がAKBに対して何の思い入れもないからこそ、のような気もしますけど、ということはAKBに思い入れのない人たちにはストレートに面白いつうことですから、それは正解だということです。むしろここまでネタとしてぶん回してくることに潔さすら感じる。ただかといって好きになるわけではないんですよね。
この感情は何に似ているかと考えたら、たぶんキングコング西野に対するものと同じです。オンラインサロンとか発言とか生き様とか、自分の考えと相容れる部分が少なく、とてもじゃないけど「好き」と公言するのが憚られるのが西野さんという人間です。しかし年に1度必ず呼ばれる「ゴッドタン」で劇団ひとりに肛門を近づけられ悶絶したり、シャツをビリビリに破かれたりして、ちゃんと「芸人」をする西野さんには「笑いに対する信頼」がありますよね。好きじゃないけど笑いの部分を否定することはできません。
芸人の評価として「嫌いだけど面白い」はアリなのですが、一応現役アイドルでありタレントである峯岸にとって「嫌いだけど面白い」という評価はプラスなのかマイナスなのかは微妙なところです。芸人は「面白い」が重要ですが、アイドルは「好き」のほうが重要ですから。
峯岸の話はこれくらいにして、あとは「女子メンタル」で思ったことを羅列しておきます。
・金田朋子が思った以上に策士。「伯山カレンの反省だ!」で共演し伝授されたザコシの誇張ものまねをぶっ込んできたのは別の意味で笑った。
・ファーストサマーウイカの「はたけ写真」によるフリオチは教科書のような完成度。ちゃんと研究している。笑わせ方が真面目。
・ゆきぽよはしたたか。
評判がよければ第2弾がありそうだけど、どうなのでしょうね。自分は「どっちでもいい」かな。無駄に期待値があがると反動があるからなあ。
スッペシャルウィ~クじゃん
気付いたら全ては終わっていた。
翌日(つまり今日)の仕事がちょいと早かったもんで、普段ならまだ寝るか起きてるかくらいの24時半にいつもより早めの目覚ましアラームを携帯に設定し就寝した。なんだか携帯の着信ランプが光ってるなあと気付いて、そのニュースを見たのが朝の4時半。自分が気を失っていた(寝ていた)のは実に4時間。その間にナイナイ岡村隆史は結婚を発表し、そして生放送のラジオでは大いに盛り上がり、自分が気付いたときには全て終わっていたのだ。仕事行かなきゃいけないのに、あまりに悔しくて起き抜けに更新している。
今週はラジオ業界でいう聴取率週間、いわゆるスペシャルウィークである。最近またナイナイのANNは聴かなくなっていたのでまた通常回も生放送に戻ったのかどうかは分からないのだけど(そういう情報は目にしていない)、今週はスペシャルウィークなので生だったのだろう。入籍は既に済ませていたようで、岡村が生で発表することを目的として調整していたのだろう。番組中でも「最初の報告はラジオで」と言っていたようだし。申し訳ないが全てはネット記事からの引用だ。だってまだ聴けてないんだもの。
ラジオでの結婚報告なんてただでさえ盛り上がるのに、そこにゲストに呼ばれていたaikoは生歌で祝福するし(そういやaikoは山里結婚のときにもゲストで呼ばれていた)、裏のおぎやはぎが生電話するわで、生放送ラジオの醍醐味を全て詰め込んだような、GW前の騒動とは全く逆方向での「全員が楽しい祭り」を、たった数時間気絶していた自分は全てやり過ごしたのだ。後悔しかない。
もちろん今はradikoという超絶便利なツールがあるので、放送そのものを聴くことは出来る。しかしその時の興奮だとか熱量だとか息遣いってのはやっぱり「生」で聴いてこそ、だと思う。あくまでradikoの後追いはその時の空気の疑似体験であり本物ではない。岡村が結婚したという報道はANNが始まる寸前にリークされたようなので、自分もあと数十分起きていたら目にした可能性はあったのだ。そうすれば聴かないという選択肢はなくなり、おそらく今日は眠たい目をこすりながらも、その瞬間に立ち会えたことの充足感とともにあっただろう。本当に悔やまれる。
スペシャルウィークは「通常回ではない特別なことをやって普段聴いていない人に聴いてもらう」という性質上、普段聴かれている数字が反映していないのではという批判は分かる。その点でTBSラジオがいち早くスペシャルウィークという概念を廃止し、radikoの再生回数などを指針に取り入れたことも理解できなくはない。
しかし岡村が既に入籍を済ませておきながら、ここまで発表を先延ばしにしたのは「スペシャルウィーク(および生放送にしてどこより先に報告する口実)があるから」に他ならないだろう。古い慣習かもしれないが、それだけ「スペシャル」なことが起きるからこそ、リスナーはワクワクするのだ。
「スペシャルウィークはなくなった」と言いながら、スペシャルウィーク週に企画としてはさほど面白くもない「メシに一番合うおかずを決める」という「山里秋のハン祭り」を行い、そのゲストに「本の宣伝」という名目で間違いなく数字を持っている伊集院をブッキングするTBSラジオの「なんだかよく分からなさ」と「このままだと裏の乃木坂ANN(しかも卒業を控えた白石麻衣出演)に完敗しそうでヤバい」感(実際伊集院は自身のラジオで前回のレイティングで山里が負けていたことをほのめかしていた)は、あんまり面白くはない。じゃあスペシャルウィークやればいいのに、と素直に思う。
それはともかく、あの騒動(個人的には割となあなあになった感はあったけど)が結婚の契機になったのかと考えれば、人生何が起こるか分からないものだ。
忘れていたけども、最後に、結婚おめでとうございます!この後眠い目をこすりながら仕事行きつつradikoで聴くよ!
(10/23 7:45更新)
裸一貫か
西内まりやが「全裸監督」のシーズン2に出演しているらしい。世間的には興味がなさそうですが、当ブログ的には非常に重要なのでもちろん言及します。
西内まりやといえば「所属事務所の社長殴りました」でお馴染みの女優かつ歌手だった人。事務所をやめてフリーになってからはインスタで活動を報告するも、何か活動はしているらしいことは分かるのだけど、何の活動しているかはよく分からないという、叶姉妹と同じ類の人に成り下がっていました。
しかしこのたび、どうやら「全裸監督」のシーズン2に出演しているらしいことが発覚。しかもその役は往年の人気女優樹まり子をモデルにした役だという。
樹まり子といえば1990年前後に活躍したAV女優。バスト86は今でこそそれほど大きさを感じないが、当時からすれば圧倒的な巨乳。そのスタイル抜群だった大人気女優をまりやが演じるというのだ。本当か。
脱いでなければ嘘だろう。
前作シーズン1で黒木香役を演じた森田望智(もりたみさと)はヌードもいとわない体当たりの演技で一躍有名になった。シーズン2がどのような脚本になっているかは知らないけども、劇中において重要な役回りだとするならば、それはヌードであることは「必須」だろうし、何ならハードな濡れ場があっても不思議ではない。何しろ樹まり子は当時疑似本番が主流のAVにおいてガチンコでカラミをこなしていた女優。樹まり子が描かれるのであれば、カラミがないわけがない。
さて、まりやの本気度はどこまでなのだろうか。
事務所と喧嘩別れしている手前、テレビにせよ映画にせよ本格的に女優として復帰するのはなかなか難しい。描き得るコースは海外資本のNetflixで女優復帰し、海外から逆輸入の形で復活することだ。そのためには「全裸監督」での活躍が認められることが最低条件である。そのためにはどんな役でも期待に応えなければいけない。となれば、ヌードはおろか濡れ場があっても果敢にこなしている必要がある。
もしまりやが女優復帰を真剣に望んでいるならば、ちゃんと脱ぐしちゃんとカラミがあるはずだ。しかしまりやの覚悟が中途半端であり、自分のヌードに謎の付加価値を見い出して出し惜しみをしているならば、今後二度と復帰することはないだろう。まりやの真剣度と露出は比例すると思ってよい。まあこんなことを書いておいて「一ミリも脱がない」なんて可能性すら自分はあると思っている。そういう女だよまりやは。
また、本気度と露出度が比例すると思う一方で「じゃあキューティーハニーやったときにもうちょっと脱いでおけば良かったんじゃねえのか」とも思うのですね。キューティーハニーはまりやが事務所と喧嘩別れする前にこなした仕事のひとつ。サトエリや原幹恵が抜群のプロポーションでこなしたセクシーアニメの殿堂を、なぜかバトルスーツみたいな衣装で一切の露出もなくぬるくこなしたまりや。事務所主導のイヤイヤ仕事だったのかもしれないが、ここで脱げる覚悟があったなら、なぜ数年前にその根性を出さないのか。巡り巡ってまた脱ぐことになっているんなら、ちゃんと数年前に脱いでおけばよかったのにね。
もしこの仕事できっちり脱いでいるならば、まさに「裸一貫の再スタート」ということになるのだろう。それならそれで自分も応援はする。しかし自身のインスタで晒している尻の割れ目くらいの露出だったならば「東内まりあ」の名義でMUTEKIからデビューしろよ、という引導を渡すしかない。最後のチャンスだぞまりや。わかってるな。
JOY
哀しい話題が続いております。
世の中は先行きの見えなさと不安さで溢れているのかもしれません。幸いなのか不幸なのか分かりませんが、個人的には仕事がムダに忙しく「仕事やめてえ」はその都度考えることはあっても、「この世からおさらばしよう」とは思わないのです。最近は聴くラジオが多すぎて1日36時間くらいにならねえかな、とも思いますけども。ブログ更新している時間がない。言い訳です。
どうしても気持ちが塞ぐ。何か悪い方向に考えてしまう。こういう時に必要なのは「理屈抜きにバカ」な番組ですよね。そう「テレビ千鳥」です。
SPで放送された「ノブが米津玄師のLemonを歌う」は昨年のバラエティ第1位だと思っています。そして今回はリベンジと称して「瑛人の香水を歌う」が放送。超絶くだらなくて最高だった。まだ前編で次週いよいよ披露。
歌には世の中を平和にする力があると思います。そしてその力は「超絶に上手い歌」に宿ります。一方で「微妙にヘタな歌」にも宿っていると思います。もちろんノブの歌は後者です。絶妙なヘタ加減。笑い以外の何物もでもない。天才です。
しかし何より素晴らしいのは「ノブの歌が下手」だけに頼らない番組の姿勢。ノブの歌が下手なだけで十分に面白いのに、そこに畳み掛けるように下らないことの応酬。大悟が引き取った志村けんの愛車に「アイーン」が入っていたとか、最高にくだらない。志村けんはコロナで亡くなったのに、コロナで何か悩んでいることがバカバカしくなってくるようなくだらなさ。「30代のアイーンの角度」ってフレーズの強さに魂が震えてほしい。
自分は哀しいことがあったりすると、定期的にこれを見ます。
HOSHII MONO WAITSUDATTE FUINIOSOU GUZEN
ですからね。
不意に襲う死への憧れには空也的対処がおすすめです。
ももクロちゃんのチャンピオンカーニバル見るまでは生きなきゃいけないのよ自分は。仕事したくなくなったらまた更新するから、皆さまそれまでお元気で。
ブルマのおかしみ
「ロンドンハーツ」3時間SPは色々思うところがありました。
前半はロンハー恒例の女性芸能人による運動会。一応ガチの運動会ではあるけど、別にみちょぱが4連覇しようが20連覇しようが視聴者のほとんどはどうでもよく、そこにあるエロだとかエロだとか、まあエロい部分を楽しむ現在の地上波の外角低めギリギリを狙った企画であります。
しかしそこは百戦錬磨のバラエティですから、そういうところを楽しめる仕様にしつつ、ちゃんとバラエティとしての面白さも担保しているところが素晴らしい。鈴木奈々がしっかり泥にダイブし、朝日奈央がテイク2で喜びを表現したり、女性バラエティタレントが活躍している理由がよく分かる教科書のような内容だった。
その中でも異彩を放っていたのが、3時のヒロイン福田のブルマー。
女性タレントやモデルなどが多数出演するなかで、実は女お笑い芸人の出番は少ない。同コーナー。オアシズ大久保さんがコーナーを退いたこともあり(その役目は磯山さやかが引き継いでいた)、ますます女性芸人の出番はないのかと思いきや、一人奮闘していたのが福田だった。その最たる部分が「三十路でブルマー」だ。
そもそも運動会なので、出演者は運動に適した格好を各々する。ただ基本的には運動着にハーフパンツ的ないでたちなのだけど、福田だけが唯一ブルマー参戦だったのだ。いまやブルマ―なんて全国的にAVの中でしか、いやAVの中ですら絶滅危惧種であるブルマ―をはいてくる。しかも30過ぎたおばさんのブルマ―。これは笑う。笑うけど、番組中では「妙に生々しい」と言われていた。
たとえばガンバレルーヤのふたりがブルマ―をはいて参戦すれば、それはもう「面白い」のほうにしっかり振り切れるわけだけど、福田くらいの「なんか中途半端な立ち位置」の人が履くブルマ―は、「お、おう…」という気分にさせてくれる。別に嫌悪感はないけど、かといってまっすぐ面白いというわけでもなく、なんなら「生々しさ」がちょっとエロのほうにも振れるし、はっきり言えば「ボケとして成立しているのか難しい」のですね。たぶんそれは本人も分かっていたはず。
しかしそこで敢えてのブルマ―は「違和感が確実にテレビに映る時間を増やす」ことをちゃんと自覚してのこと。はじめからこの違和感を狙っている。そう考えると福田は自分が思っている以上に芸人としてストイックで貪欲だなあとなんとなく思えたわけです。
「ブルマ―を履いて笑いを取りにいく」は、どう考えても「古い笑い」なのです。少なくともラランドのサーヤが狙いに行く笑いではないです(ラランドサーヤの「セブンルール」やアメトーークでの在り方をラジオで話すあたりの件は機会があればまとめて書きたい)。一応「第7世代」と言われる3時のヒロインがまっすぐ狙いに行く場所ではないのだけど、ロンハー運動会という各々の役割が割としっかり決められている場所で、「武器が何もない」と自覚した福田が古い笑いでもいいからブルマ―を履いてくるというのは、非常に「真摯」ですよね。結果として本来飛び道具でもっとテレビに映るはずのメンバー(ゆめっち・かなで)よりも映ってましたもの。
あと「体張った仕事はNG」と公言しているぼる塾、特にあんりがちゃんと泥に落ちて黒豚扱いされながら運ばれていくのを見て「やっぱりこういう笑いがなきゃダメよ」と思いました。体を張る面白さに男も女もないっすね。
後半は50TA(狩野英孝)の公式ライバルとして50PA(ぺこぱ松陰寺)が登場。配信生ライブの権利をかけた視聴者投票を実施。結果は50PAに。
これはもうひとえに「50TAをどう思っているか」に尽きると思うのですが、お笑いとしては50TAの圧勝でした。「ギリシャの女神(サリー)」はお笑い音楽史にちゃんと残る名曲。
しかしこれを「バラエティのアーティスト対決」と見れば、「今人気があるぺこぱのライブが見たい」になるわけで、そりゃあぺこぱ勝ちますよ。50TAをお笑いとして絶賛しても、それはオッサンの見方であり、オッサンは視聴者投票しませんからね。投票するのはいつだって「ミーハー」なファンであり、それは今現在どう考えてもぺこぱの圧勝。悪いことではないが、決して面白いではない。
あとすげえ気になったのが、視聴者投票の前に2台のヘリコプターで対決を煽るくだりがあったのだけど、あれはどう考えても「アメリカ横断ウルトラクイズ」の決勝のオマージュ。読み上げられるナレーションもBGMも確実にウルトラをなぞっている。何のためだ。自分のようなクイズとバラエティが好きな30代のオッサンは気付くが、あれは誰に向けてのアピールなのか。少なくともぺこぱ目当てに見ている若者は一人も気付かない。
参考:長門VS永田 ウルトラ屈指の名作第13回決勝オープニング
こういうことが指摘したくてブログやってると言っても過言じゃない。